2010-10-31

アンジェリカ・アキ(笑)

カラオケ大会の本番が終わりました。
カラオケは好きだけど、
大勢の人が見ている前で衣装を着て歌うのは初めてで
ここ一週間ずっと緊張してました!!

歌ったのは、アンジェラ・アキの『手紙』です。
演歌を歌う方が多いのですが、わたしは演歌が歌えない…。
この曲はNHK合唱コンクールの課題曲で「紅白」や「みんなのうた」でも流れたし
(ブラジルではNHKを受信している家庭がけっこうあるのです)、
何より日本の生徒たちとの思い出がつまった歌だからという理由で決めました。
後で知ったのですが、楽譜はMiyaさんが耳コピで書いてくださったそうです。
本っっ当に、ありがとうございます!!


さて、今回の演奏は原曲よりもゆっくりのテンポなので、声を伸ばすのが大変。
前回の練習で撮ったビデオを見ながら、空いた時間にイメトレしたり
気休め程度の無駄な腹筋運動をしたりして、当日を迎えました。

ですが、今回はバンドの生演奏に合わせて歌うナマオケ大会。
生身の人間が生身の人間の演奏に合わせて歌うのだから、
当然ハプニングはつきものです。
わたしの番がきて、前奏が始まると・・・ Nossa nossa nossaーーー!!!
練習の1.7倍くらいの速さ!!原曲よりも速いです。
一旦止めてもう一度初めからやり直そうという考えがちらっと頭をよぎりましたが、
何とかなるかなと開き直ってそのまま歌い出しました。

ものすごくあせって頭の中は真っ白になり
みごとに歌詞を間違えたり声が上ずったりと大変なことになりました。
でも、たくさんの人たちが盛り上げてくれてすごく楽しかったです♪♫
「楽しむ」ということに関して、ブラジルの人たちは上手だなと思います。
それに、アップテンポの『手紙』もけっこういいなぁと思いました。

こんな感じです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓







今日は126人のエントリーがあり、中には小さい子どもの部門もありました。
小学生くらいの子たちが「荒城の月」や「てのひらをたいように」を歌いました。
日本語を話せない子たちがすごく上手に日本の唱歌や童謡を歌うのを聞いて
なんだかものすごく感動しました。

終わってみて、うまくいかないことばかりだったけれど、また次も来たいなと思う会でした。




そして
今回の大会で一番びっくりしたのは
この方の衣装!!
数々の大会に出場していて
すごく貫禄があります。

ドレスに電飾が仕込まれていて
小林幸子ばりの迫力!! オーラが出てます。
衣装だけでなく、歌も超すごかったです。


                                                             

ナマオケは年1回だけれど、他のカラオケ大会はかなり頻繁にあるそうです。

仕事のいい気分転換になるし、日系社会について知ることもできる。

ブラジルに来て日本の演歌を習うのは不思議な話だとは思いますが、

今、カラオケ教室に通おうかどうしようか迷い中です。






2010-10-29

リレー書道

昨日の朝、いきなり先生から
「今から年齢混合クラスに『日本の伝統文化』について何か授業できる??」
と言われました。
さすがに何も道具がないし当日は厳しいと感じたので、思い切って断ってしまいました。

で、今日やりました。

書道です。
でも、伝統文化として教えられるほどわたしの筆レベルは高くないので、
横浜研修のときにターニャ先生に教えてもらったリレー書道を行いました。
一人一画ずつ書いていって、一つの字を完成させるというものです。

わたしの教室に来た生徒は9人だったので、9画の漢字を用意しました。
「活」、「咲」、「香」などです。

そして、説明が終わっていよいよ!!

…というときに、男子が一人、遅刻してきました。
よくあることです。

急きょ10画の漢字をあれこれ考え、


「桜」という字にしました。
このリレー書道は、とっても好きな活動です。
また別の機会にやりたいです。
                                                             
そして、
今日はMilenaが家に来ています。
今から女子会です♫

2010-10-28

Festa de Halloween

今日は授業で「ハロウィンまつり」を行いました。
日本でも年々ポピュラーになってきていますが、
まだクリスマスのように定番化はしていないハロウィン。
授業で扱うか悩みましたが、日本のお化けを取り入れた活動をやってみることにしました。


わたしは、何かイベントがあるときに
生徒が来る前に教室の黒板いっぱいに絵や字を書くのが好きです。
今日はコレ!!




『怪物くん』か『悪魔くん』か『ゲゲゲの鬼太郎』かで迷ったけど、
伝統的な日本のお化けがたくさん出てくる鬼太郎に決めました


子どもたちは、「ちょうちんおばけ」や「ろくろ首」に興味深々で質問の嵐でした。

でも、一番人気はやっぱり目玉オヤジです。

鬼太郎だけだと日本のお化けの怖さがあまり伝わらないなと思ったので、
口裂け女や昔の幽霊などの絵も見せました。
子どもの叫び声が廊下にまで響きわたり、
日本のお化けは怖いし種類もたくさんということがちょっとは伝わったようです。



さて、今回の授業では
ピーナッツを箸でつかんで移動させるという、よくあるゲームをやりました。
日本語の数字を使って数え、鬼太郎のお面をバトンにして行います。
数字は今日の学習項目です。






これがバトン。

生徒がこれを頭につけた姿は
とてもかわいかったです。













お面は厚紙と輪ゴムで作りました。

側面にはキャラクターの名前を
日本語とポルトガル語で書きました。








活動の様子の動画をアップしました。
生徒の顔が映らないように画質を落としてあるので、少し見にくいです。
  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓





習ったばかりの数字と、
使い慣れていない箸を同時に使ってゲームをするという
ちょっとハードな試みでしたが、
生徒たちは頑張って取り組んでいました。




そして、今回の授業でのわたしの目標は、
生徒が楽しめて、かつヤル気が出る活動を、なるべくお金をかけずに作ることでした。

1位になったチームの生徒には、ほんのささやかな景品を用意しました。
ラムネ2つと鬼太郎のイラストをプリントアウトしたものを色紙で包んだものです。







シンプルですが、
子どもたちは喜んでくれたようで
よかったです。










たまにはこういう活動を取り入れて息抜きしながら、

生徒が楽しく長く勉強を続けていけたらいいなと思います。

2010-10-27

アリかナシか

この間、大きな荷物を持って満員バスに乗りました。
バスには運転手さんの他に、運賃の管理をする車掌さんが乗っているのですが、
その車掌さん(女性)がわたしに席を譲ってくれました。

ああ、優しい車掌さんだなあ。と思っていると…

その車掌さんはおもむろに
満員&大揺れのバスの中、運転手さんの方へ移動していきました。
そして!!
運転手さんと手をつないだりキスをしたり!!!!運転手さん、片手運転です。
そうか。そういうことだったのか。
よく見ると、右手の薬指には同じデザインの指輪が光っていました(笑)



と、こんなふうに
仕事場でも自由な雰囲気が流れているなあと感じることの多い国、ブラジル。
ショップのお姉さんが店内の試供品で化粧に没頭していたり、
私用電話を片手にレジ打ちしてくれるスーパーの店員さんがいたり、
バスの運転手さんは通り沿いの店で窓から買い物したりします。


わたしから見て「ナシ」と思うことも、ここでは「アリ」。
ただの観光なら「興味深い!!」と言って見ていられますが、
働く立場になってみると、けっこう難しいです。
学校では、「自分の中の感覚(日本で教わってきたこと、教えてきたこと)」と
「目の前で起こっていること」のギャップをどう消化するのかが現在のわたしの課題です。

・授業中にガムやアメを食べる
・先生が話しているときに席を立ってゴミを捨てに行く
・授業中よくトイレに行く
・切った紙などのゴミを床に捨てる
・イスの上であぐらをかいたり立てひざをついたりする
・移動教室や下校後の教室が乱れている   などなど・・・。


現状を少しは把握して活動に臨んだつもりでしたが、
やっぱり実際にこのような光景を目の当たりにすると、正直戸惑います。
自分の授業が始まる前にいろいろな学年の授業見学をさせていただいたのですが、
どの学年も同じような感じでした。
文化の違いと言えど、やっぱり「それはナシでしょ」と思ってしまいます。


今のところは、
ゴミが出る活動をしたときは「ここに捨ててね」とゴミ箱を持って回ったり、
帰る前に「机を整頓しましょう」と言ったりして
少しずつ伝えるようにしています。でも、果たしてそれが良いのだろうか…。
先日の発音練習では
ガムを食べていて発音できなかった男子に「ガムは授業中だめだよ」と伝えました。
勇気が要りました。

子どもたちは、特別に悪いことをしようと思ってやっているわけではないと思います。
日本語に興味があって一生懸命がんばっているし、大好きな生徒たちです。
わたしが声かけや注意をすると、整頓やゴミ捨てなど素直に行動に移します。


今後、「アリ」と「ナシ」のさじ加減をどう調節していくか考えていきたいと思います!!

2010-10-26

四十六のひらがな

先週末から、ひらがな練習を少しずつ取り入れています。
カリキュラムもテキストもないし、
小学校教諭の経験もないので、どう教えればいいのか試行錯誤の日々です。


アルファベットはたったの26文字。
それに比べて日本語は文字の種類がなんと多いこと!!
ひらがなだけでも46字あるのに、
カタカナ、漢字、アルファベット、数字まで巧みに使い分けて書く日本語は、
外国の学習者から見たら、ものすごく難しいと思います。


だから、
最初は「し」や「つ」などの易しい文字から入ろうとも考えました。
でも、まず母音の一行はひらがな表の基本になるし、
日本語は「あ」「い」=amor(愛)から始まる言語なので心をこめて丁寧に書こうという
勝手な考えによって、母音の5字から始めることにしました。
今後は、画数や字のバランスなどによって、順不同で進めていくつもりです。




なぞり書き用のマスと
点線だけのマスと
何もないマスとが入った
自作プリントを使っています。


みんな集中して
真剣に取り組んでいました!!






でも、
1マスが4分割された枠になぞり書きをするのは、外国の子どもには難しいようでした。
説明がうまく伝わらなくて、4分割された小さい枠に「あ」を書いてしまう子も。

書き順は空書き(手の筆で空気に文字を書くアレ)で何回も確認して、
バランスやトメハネを補足説明して、
手本をよく見て同じように書くことを念押ししたのですが。。。
わたしのポルトガル語力が低くてなかなか伝わらず、もどかしい思いでいっぱいです。



クラス全員に一括指導するのが難しいなら、個人指導で伝えていくしかありません。



机間指導で、
「うまい!!」と思った字に
「ノッサ」とか「オッチモ」とか言いつつ
ハナマルをつけていきます。

上手く書けない子には、
後ろから鉛筆を一緒に持って
書いていきます。







こちらでは、
採点するとき、マルではなく「レ点」や「C」に近い感じの記号を書く先生が多いです。
「レ点」は不正解の記号のように思ってしまうけれど、そうではないようです。
海野凪子さんの『日本人の知らない日本語』に、
〇が不正解で×が正解を表す国は意外と多いというような内容があったのを思い出します。

とにかく、
珍しいハナマルはブラジルの子どもたちに大人気です!!




そして、
全部終わった生徒には、
日本から持ってきた
似顔絵スタンプを押します。

(久しぶりに押してみて、
スタンプを発注したころは
もう少し痩せていたことが
発覚しました。)






授業は1回1回が本番だから、本当は試行錯誤なんて許されない。
でも、やってみると反省点がどんどん出てくる。
今できることは
その反省点と、そこから考えられる対策を、できるだけ記録していくことだと思います。
地道に、がんばるであります。

2010-10-25

小池さん週間

困ったことになりました。
今月は思ったより出費が多くて赤字です。
修学旅行用のカバンとかいろいろ買ったからなぁ。

今月はあと一週間あるのに・・・。


ということで、
今週は小池さん週間です。
毎日ラーメン!!
前から気になっていたけどなかなか手を出せなかったブラジルのインスタントラーメンは、
近所のスーパーなら一袋53センターボ(30円しないくらい)で買えるありがたい商品なのです。




種類もたくさんあります。
                               
味は、
塩・醤油・豚骨・味噌ではなく、
牛肉・鶏肉・フェジョン(豆)・野菜
                               
中には
クリーム味なんていうのもあります。
                               
                               
日本のよりは汁気が少なくて、ゆでた麺にソースがからんでいる感じです。
袋の中には麺と粉末スープしか入っていません。
いくら小池さん週間だからと言っても具なしはありえないので、
蒸し野菜を日替わりでのせることにしました。
                                                          
                               
こっちに来るとき母にもらった
ルクエのスチームケースが
大活躍です。
                               
あっという間にレンジで
蒸し野菜ができるのです。
お母さん、ありがとう!!
                               
野菜と麺の準備ができたら、
お皿に盛ってフォークで食べます。
                               
見た目は味気ないけど
けっこうおいしいです。
                                
この機会に全種類
試してみようかなあ。
                                 
                                                             
あ、
でも、ラーメンばっかり食べてると来月の健康診断の結果が…。
                                              

2010-10-24

カラオケ練習にて

昨日はカラオケの練習(2回目)に行ってきました。

歌の方はあいかわらずダメダメです。。。
でも、ここに来るとたくさんの日系人の方々と知り合いになれるし、
今まで知らなかったことにたくさん出会えるので、とても勉強になります。



今日は、
芸能人のサインを集めるのが趣味の2世の方に、サイン帳を見せていただきました。






これは高橋英樹のサイン。
左のページに写ってるのは
高橋英樹と石原裕次郎だそう。
わ、若い!!

石原裕次郎のサインも
別のページにありました。








これは中尾ミエ。
他にも、中村八大とか小林旭とか、
たくさんのサインがありました。


それから、サインだけでなく、
ドラマ「ハルとナツ」の撮影にも
参加したそう。
移民船の中のシーンです。




2世の方々は、
家では両親が日本語を使うのに学校ではポルトガル語を強要されたり、
なぜ自分たちはブラジルにいるのかという葛藤と闘ったりしてきた人が多い世代。

別の2世の方は、
あまりにつらくて「日本に行きたい」と両親に訴えたことがあるそうです。
母親に「この地面をずっと掘ったら日本がある」と言われたとき、
悔しくて、本当に掘りたい気持ちでいっぱいだったといいます。

そんな中でもブラジルで生きる道を探し、趣味のためにもどんどん動いている2世の方々。
すごく前向きだし元気だし強いなあと思います。


ほかにも、
日本で出稼ぎとして5年働き今年5月に戻ってきたばかりの女の子や、
「Bon dia(おはよう)」も分からず10歳でブラジルに渡ることになった1世の方、
個人で日本語を教える教室を開いている先生など、
たくさんの人と話をする中で、それぞれの生き方にドラマを感じました。



ところで、このカラオケ大会を運営しているのは
NAK(日本アマチュア歌謡連盟)ブラジル支部という組織です。
次の3月にはNAK日本支部から何人か歌いに来るし、
ブラジルから日本へ歌いに行く企画も、毎年のように行われているそうです。
日本とブラジルは地球の反対側なのにとてもつながりのある国。
なのに、日本では移民のことをあまり(というか全然)勉強しません。
わたしも、こうしてここに来るまでは知らないことばかりでした。
もっと勉強すべきだなと思います。



練習後にちゃっかり夕食に
ご一緒させていただき、
おにぎりや煮物を4か月ぶりに
食べました。


地球の反対側で
奈良漬を食べる人が
こんなにいるなんて、
夢にも思ってなかったです。


                               


こうしてブラジルで続いている日系社会があることを、日本に帰ったらぜひ伝えたいです。


さて、本番はいよいよ次の日曜日です!!

2010-10-22

サマータイムって何だ

今日、「先生の日」を祝うフェスタが学校で行われました。
出張料理人やDJが来て、
学校関係者やその家族などみんなで夕食を楽しむというものです。





今年は
クレープ専門のお店。
生地がもちもちしてて
具も種類がいっぱいあって
めっちゃおいしかったです!!
もちろんデザートクレープも♪

去年はピザだったらしい。
来年は何かなぁ(笑)




クレープをおいしく食べていると、いきなりゲストが登場。



                               

そっくり(?)さん、
やっぱりブラジルにもいるんだ。

                               

かなりウケるのに、
爆笑してるのはわたしだけでした。





                               
そして、生歌が一通り終わるとダンスタイムの始まりです。
ブラジルの人たちは、老いも若きもダンス好き。




                               
仮装グッズやルミカが配られ、
みんなで踊りました。









けっこうな爆音で、しかも屋外開催。
日本だったら絶対クレームがくるなぁなんて考えていましたが、
こちらでは22時までは大丈夫だそう。
「先生だから」とか「先生なのに」とかいう世間の目は、あまりないようです。
                                                             
今日のフェスタもそうですが、こちらの学校で3か月過ごしてみて、
学校関係のイベントが夜に行われることが多いなぁとつくづく感じます。



これは
先日の修学旅行の日程の一部。
                            
20:30 夕食
23:00 ライブ
00:00 パーティー
00:47 ゲーム 



                               
                               
こちらの行事やイベントは自由参加のものが多いので、早く寝る子もいます。
でも、ほとんどの生徒は夜中2時や3時に就寝したようです。
4泊5日、ずっとこんな感じで深夜にパーティーが企画されていました。



                               
翌朝の朝食は9時半ごろで、
10時からまた別の活動が始まります。
                               
遅寝遅起きは
個人的休日にだけすると思っていたので、
学校行事でこんなスケジュールが
実現するなんて、本当に驚きです。





ライブの様子。
旅行3日目の夜11時過ぎですが、
みんな元気。
                               
若いなあ。




                                
この日のパーティーは
全身白い服で参加するものでした。
20:30からの夕食では、
男女が服を交換して着るイベントで、
生徒たちは夕食後にもう一度
化粧や着替えをして
0時からのパーティーに臨むのです。
                               
毎夕食と毎パーティー、4夜とも
違う衣装を用意するので大変です。



最終日の夜は、
なんと22時過ぎから夕食!!
ドレスアップしての参加です。
                               
わたしは
早くにギブアップしてしまいましたが、
夕食後のパーティーはかなり遅くまで
続いたようです。




みんな夜が好きなのに、
こんなに夜に電力を消費してるのに、
ブラジルは何でサマータイムを採用しているのか。。。
サマータイム実施中に、あえて遅寝遅起きをすることが最高の贅沢ということなのだろうか。。。
                                                             
なんて、夜のイベントの多さに驚いて、
ちょっとひねくれたことを考えてしまいました。


2010-10-21

無視できない!!

日本を発つときに何を持ってくるかいろいろ悩んだけれど、
最優先だったのは「虫関係グッズ」です。

ブラジルは虫が多いとウワサで聞いていたし、
天敵GB(「〇キ〇リ」のこと。発音するのも嫌なのでこう呼んでます)が出たら困るので。
今のアパートに到着して一番最初にしたことは、
荷物整理でもお茶を飲むことでもなく、ホウ酸団子を家中に配置することでした。

そのおかげか、幸いなことに彼女の姿を一度も見ずに生活できています。


でも、春になったくらいからアリを見ることが多くなりました。
ここは8階だし、お菓子はしまってあるはずなのに、いつもどこからともなくやってくるのです。
学校の先生の話によると、アリが建物の中にいることは普通のことだそうです。
普通と言われても無視はできません!!やっぱり気になります。








そこで、日本から持ってきた
この「アリの巣コロリ」を
アリがいるところに置いてみました。















どんどんやってきます。













最終的には
エサだけでなく
毒入りのエサに埋もれた
瀕死状態の仲間を運ぶアリまで
現れました。

救出しているのか
ただエサと間違えているのか。





もう少しすると蚊のシーズン、「虫コナーズ」の出番がやってきます。
わたしはO型なので刺されやすいのです。
蚊取り線香は近所迷惑になると思ったので「虫コナーズ」を持ってきたのですが、
こっちの虫グッズにはもっと効果的なものがあるかもしれません。
そのうち試してみるつもりです。

2010-10-20

ごあいさつのうた

最近、授業で使える歌や動画を探しています。

第1回目の授業であいさつを扱ったので、
たくさんのあいさつが覚えらえる歌はないかなぁと
記憶を頼りに検索してみました。

♪おはよう、おやすみ、こんにちは、こんばんは♪
「みんなのうた」でそんな歌があった気がする・・・
「ポンキッキ」か「おかあさんといっしょ」だったかも・・・



で、ついに発見しました!!
「ごあいさつのうた」です。(初めて知ったのですが、アルフィーの歌らしい)
わたしと同じくらいの年代の方なら、この動画を見て感動すると思います。
  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  
http://www.youtube.com/watch?v=jb54Qwa7Bnc


「いってきます」「いってらっしゃい」「おじゃまします」「ようこそ」など、
アニメだと絵カードでは伝わらない部分も伝わるので、子どもにはわかりやすいかな。
もう少ししたら授業で紹介してみようと思います。

あと、
「あいうえおほしさま」や「いっぽんでもにんじん」の歌も、かなり懐かしかったです。
ちょっとレベルが高いですが、いつか使ってみたいなぁ。

幸せな一週間

去る10月12日はブラジルの「子どもの日」でした。
学校ではレクの時間が企画され、
うれしさのあまり、泣き出す子までいました。
そして、家庭では両親にプレゼントを買ってもらったり、
好きなものを食べに連れていってもらったりする子もいるらしく、
子どもたちにとって最高の日のようです。

そして、10月15日は「先生の日」でした。
先週は修学旅行のため学校に行っていませんでしたが、
そんなわたしにもプレゼントをわざわざ用意してくれる生徒がたくさんいて、
今週は幸せ&驚きの一週間です。

大好物のチョコレート、
マッサージ効果のあるせっけん(naturaの!!)、
わたしのイニシャルMの形のキーホルダーなどなど、
考えて選んでくれたんだなぁと思うと、本当に幸せです♪♪♪

中でも一番驚いたのが、日本の歌を集めたCDです。
日本語授業に参加している女の子がくれました。
レミオロメン、YUI、宇多田ヒカル、HYなどの曲が入っている中に、
何かと話題のエリカサマの歌もありました!!


プレゼントを眺めつつ、まだ全然「先生」できてないなぁと反省。
これからますます頑張らないと!!

2010-10-19

げげげの授業

昨日と今日、第1回目の授業を行いました。

修学旅行での疲れがとれなくて
昨日の朝は寝床でグーグー言っていたい気分でしたが、
早朝にプリントを印刷し、午前中に板書計画などを急いでやりました。

両日とも生徒は16人ずつで、4年生と5年生の混合クラスです。
先月末に行ったプチ授業を受けての希望者が集まっているのですが、
試験も何にもないクルソ(課外講座)なので
はっきり言ってしまえば、生徒にとってはいつやめてもいい授業なのです。

でも、希望してくれた生徒たちが
続けたいと思うような授業をしたいなあと思います。
だから、自分の力を試すにはちょうどいいのかもしれません。


授業が終わり、
今日も家に帰って反省会をしました。
げ、げ、げー!!!
やっぱりわたしのポルトガル語はとても変です。。。
ビデオを自分で見て、爆笑してしまいました。
かなりテンパってます…。
でも、だいたい伝わればいいかな。
大事なのは「伝えたいことがある」という気持ちだと思うし、
わたしも生徒も、下手なりに一生懸命話せばいいかな。
と、勝手に自己完結しつつ…
でもやっぱりそれではダメ!!次回の授業準備に励みます!!


今回も恥を覚悟で動画を載せます。
途中で男子に話しかけているところがありますが、
「間違えたって問題ないよ!どんどん話して!!」と言っているつもりです。

授業はとても楽しかったですが
何回繰り返しても、生徒にとってあいさつの言葉はなかなか難しいようでした。
どうしたら効果的に導入できるのか…。まだまだ勉強不足です。




来週から、さらに2コマ増えることになりました。

たくさんの子どもたちが日本に興味をもってくれてうれしい限りです!!

ポルトガル語も授業も、レベルアップできるよう頑張ります!!!

2010-10-18

同化作戦



缶ジュースにストロー2本。
でも、
別に誰かと飲むわけではないです。

どうかしてるって?
いいえ。
同化しているのです。

こちらではこれが普通。でも
理由を聞いてもみんな知らないらしいです。




ある日の朝食です。
クッキーとケーキと
激甘ジャムをのせたチーズ。

どうかしてるって?
いいえ。
同化しているのです。

こちらでは「朝食」でなく
「朝カフェ」と言います。




プールサイドで
きどってジュースを飲むわたし。

どうかしてるって?
いいえ。
同化しているのです。

体形を気にせずビキニが着られるのは
ブラジルならではかな(笑) 






上の3枚の写真は、すべて修学旅行の様子です。
barra bonitaというところにあるリゾートで、
大自然に囲まれて日常を忘れられるすてきな場所でした。







バスからの眺め。
草原が果てしなく続いています。













広いリゾート内には、
プール、ジム、サウナ、サロン、
ビリヤード場、ダンスホール、
テニスコート、サッカーコートなど
たくさんの施設が
贅沢に配置されていました。











これがホテル。
2人用から4人用まであるようです。














外見は山小屋のようですが、
中に入ると
普通のホテルみたいに
ベッドやテーブルがありました。












洗面台やシャワールームも
今まで見たブラジルの施設の中で
一番きれいだったと思います。







こんな感じのすてきなリゾート地。
「せっかく来たのだから楽しもう!!」と思って、
ブラジル流リゾートでの過ごし方をマスターすべく
最初の3枚の写真のように「同化作戦」を実行しました。


そう。2日目までは・・・。


でも、やっぱりダメでした。



長年の日本の教育が体にしみこんでいるわたしにとって、
この修学旅行は、衝撃的&ハードすぎたのです。。。
そもそも、わたしはブラジルに同化しに来たわけではないし。


この5日間は時間がすごくあったのでいろいろ考えるきっかけになりました。
中でも一番考えたのは貧富の差です。


この旅行は1人あたりR$1600(8万円くらいかな)で、
乗馬やクルーザーなどの参加費と飲み物は別料金。
さらに、
夜のフェスタでドレスアップするための衣装なども事前に用意するので…。
当然、すべての家庭がこの料金を支払えるわけもなく、
参加したのは生徒の約半分。
私立学校は普段の月謝もすごく高くて、その上で旅行代も出せる家は限られています。
お金持ちだけが行ける旅行と聞いて、なんだか悲しくなりました。

                                                             

考えさせられることは他にもたくさんあったので、
これから徐々にアップしていきたいと思います。

2010-10-12

捜さないでください。。。

明日から、4泊5日で9年生と修学旅行へ行ってきます!!


帰ってくるのは日曜日の夜22時。
元気があれば、帰宅後にブログ更新したいと思っていますが、
なにしろ翌日が初回授業なのできっと無理でしょう…。

今日は化粧もせずに一日中こもって授業の準備をしていました。
でも、準備をすればするほど不安になってきます。
旅行に指導案を持っていって、空き時間に練習しようかなぁ。
多分やらないだろうな…。

今日は、指導案を書いたほか、掲示物やワークシートを作りました。




これは
今日作った教室入り口用表示です。
EVAというウレタンのような素材で
できています。

こういう作業はとても好きです。
集中すると、お腹も減らないくらい。





とりあえず一段落しました。
残りの作業は、月曜日の午前中が勝負です。
はっ!!
でも夏時間が始まるから、あまり悠長なことは言っていられないかも。。。
がんばらなきゃ。


では、行ってきます☆


2010-10-10

ヨーロッパ旅行

みなさん、ここがどこだか分かりますか??






三角の屋根や窓辺の花が、まるでピノキオの世界にいる気分にさせてくれます。

ここは、サンパウロ市からバスで3時間ほどのところにある、
カンポス・ド・ジョルダンという「ブラジルのスイス」とも呼ばれている街です。
スイスだけでなく、ドイツやイタリアの香りも漂うヨーロッパ風の街並み。
『地球の歩き方』には載っていないのですが、ブラジルでは避暑地として有名だそうです。



ブラジルには、いろいろな国にルーツをもつ人々が住んでいます。
だから、こうして様々な国の文化が見られる街がたくさんあるのです。
7月の記事に載せた、東洋人街として知られるリベルダージも、その一つです。






本当に同じ国なのかと
疑ってしまうくらい、
わたしの住むSP市内とは
雰囲気が違います。













とてものどかな風景で、
車に混ざって
馬も走っていました。


馬車も見ましたよ。












SP市内のあちこちにある
ブラジルの老舗チョコレートブランドの
カカオ・ショー。


この町では外観が
ヨーロッパ風になっていて
かわいかったです。






すてきな建物の周りには、色とりどりの花が咲いています。
市内では、花の美しさに目を留めることがあまりないので、
この街に来てみて、「ああ、春が始まったんだった!!」と実感できました。



そして、このドイツ風の建物を見てください!!
ドイツと言えば…






やっぱりビールです!!
ここは、BADEN BADENというビールの専門店で、この街の観光要所らしいです。





このお店では、
色も味も全く違う
個性的なビールを楽しめます。








                                           

わたしは黒ビールが好きなので
STOUTをチョイス☆


日本で飲んだのより
もっと濃くてどっしりした味でした。








泡のアリ・ナシの好みを伝えると、
店員さんがグラスに注いでくれます。

この店員さんの技術がすごくて、
見事に泡のないビールが完成しました。

泡、あまり好きではないのです。








それから
ソーセージもおいしかったです。
中にチーズが入っているのです!!

ドイツは行ったことがないので、
このお店に来てみて、
本場に行ってみたくなりました。






                                         

黒ビールは、
りんごのケーキにもよく合いました。

これが超おいしい♪♪♪

このお店は絶対にまた来たいです。


そのためにも、
がんばって働かなくては…!!


                                                             

ランチの後は、Morro do erefante(モッホドエレファンテ=象の丘)に登りました。
名前のとおり、斜面が象の鼻のようになっていて
頂上には象のハリボテ(?)がありました。
写真を撮り忘れたのですが、この象はすごく切ない感じでした。




頂上へは、

スキーのリフトみたいな

乗り物に乗って行きます。




                               

                                                             

途中でカメラマンが待ち構えていて、「笑って」といいながら写真を撮ってくれました。
この写真はキーホルダーに加工されて頂上の売店で売られていました。
が、自分の足の太さが気に入らず、買いませんでした(買えませんでした…)







頂上からの景色を見ながら、
ブラジルには
「地球の歩き方」に載っていない
すてきな場所が
もっとたくさんあるんだろうなぁ
と思いました。

本当に広い国です!!




今回は日帰りプチ旅行だったので、この街に少ししかいられませんでした。
でも、観光しながら同期の仲間といろいろ話せて、日頃の疲れがリセットできました。
さて、明日は授業準備だー!!