2011-12-31

大晦日にまさかの大雨

いよいよマラソン大会当日!!

と、張り切って起きてみれば、まさかの豪雨(><)

天気予報を見ると、夜まで降り続くみたいです。

この雨の中、15kmを走るかと思うとなんだかテンションが下がってきます…。
スタートは17:30。
明るいうちにゴールまでたどり着くことが、とりあえずの目標です。

でも、
来年を今年以上にいい一年にするためにも、
2011年最後の頑張りどころなのかなって思います。






さて、今年もAngelicaのブログを読んでいただいてありがとうございました。

何事も飽きやすいわたしが、よく1年半も続けているなと思います。
これも、読者のみなさんのおかげですね ^^

帰国まであと3か月を切っていますが、
来年もできる限り書いていきたいと思います。


それでは、
みなさんの2012年が、温かな幸せで包まれますように…☆

Feliz ano novo!!

2011-12-29

下見してきました

マラソン大会まであと少し!!

ということで、コースの下見をしてきました。
15kmのウォーキングです。

実際に歩いてみて分かったのですが、
このコースはとてもよくできていて、
15kmを歩く間にサンパウロのいろいろな見どころを楽しむことができます。






歩道橋から見える、
(多分)落書きがいっぱいの壁。








サッカースタジアムの横も通ります。










セントロ地区は、
歴史ある建物が多く残っていて
いい雰囲気です。









市立劇場も
とても美しくて好きです。







でも、このような美しい街並みばかりが15kmずっと続くわけではありません。





セントロから少し行った橋の下には
貧民街がありました。








歴史ある建物にだって
無数の落書きが見えるし、
その建物の前には
たくさんのホームレスが寝ています。






こういう風景も含めて、ブラジルなのだなと思います。
この15kmには、
サンパウロのいろんな一面がぎゅっと詰まっているなと歩きながら感じました。





そしてもう一つ。

サンパウロは道が悪い!! というのも、しっかりと今回のコースに表れていました。

アップダウンが激しすぎ…。

歩いただけなのに、腰がめっちゃ痛い ><
そしてヒザが爆笑している。





本番、無事にゴールまでたどり着けるか不安です。。。

ブラジルでは、クリスマスのデコレーションは1月まで残っているので、
それを眺めつつ気を紛らわしながら、なんとか頑張ろうと思います!!





ちゃんと帰って来れたら、また様子をアップします。




お家でクリスマス☆

今年の夏休みはあまり出かけない予定ですが、
友だちが何人か家に遊びに来てくれるので、楽しい年末年始が過ごせそうです♪

去る24日は、同期ボランティアが訪ねて来てくれました。





クリスマスってことで、
ブラジルの定番クリスマスケーキである
パネトーネをお土産にいただきました ^^





キリスト教の国なので、
日本みたいに24日や25日も夜遅くまで営業しているお店はありません。
デパートもレストランも閉まっています。

ブラジルでは、24日は家族で食事をするのが一般的。
アパートのあちこちから、とてもにぎやかな声が夜中3時ごろまで聞こえていました。




ということで、
ブラジルで初めてのクリスマスは、
2人で料理をすることに。
(去年はアルゼンチンで過ごしました)






マラソン大会が控えているので、ただ今断酒中。
冷蔵庫で冷やしてあるブラジル産シャンパンを我慢して、炭酸飲料でカンパイです。
この1年半、いろんな所に行ったねってことで、
ブラジルの観光名所をイメージした料理にしました。



・サンルイスのタイル
・イグアスの滝
・アマゾンの森と二河川合流地点
・パリンチンスのボイブンバ
・リオのキリストとポンジアスーカル




あんなことやこんなこと、
いろいろ話して楽しいクリスマスになりました☆









2011-12-28

奇跡の合いびき肉

最近、いろんな奇跡が起こります。



先日は、ブラジルで初めて「合いびき肉」を買うことができました!!

日本にいるみなさんにとっては、
「合いびき肉」という単語が普通の響きに聞こえると思います。
でも、ここブラジルでは、豚のミンチというものの存在がゼロに等しいのです。

「ひき肉をください」と注文すると、ほぼ間違いなく牛100%のひき肉を渡されます。
「豚をミンチにしてください」と言っても、できないと言われます。



でも、奇跡は起きたのです。

この間、行きつけのスーパーのお肉売り場に行ったときのことです。
見たことのない店員さんがいるのに気づきました。
そこで思ったのです。
この新しい店員さんに、合いびき肉の存在が当たり前のような口ぶりで注文したら、
合いびき肉を作ってくれるかもしれないと (笑)




予想は的中し、新人さんは
牛肉と豚肉をミックスして
ミンチにし、
袋に入れてくれました。

少々戸惑いながら…。

値段は、牛のものと
豚のものが別々に貼られるという
写真のような状態に。







これをレジに持って行って支払うのですが、
レジ打ちのおばちゃんが、この2枚の値札がついたお肉を見て爆笑しだしました。
「このお肉、2枚も値札ついてるわよ~」と大声で隣のレジのおばちゃんに報告し、
これは2種類のお肉を混ぜてあるんだとわたしが説明すると、
「彼女、牛と豚を混ぜちゃったって~!!」とまた報告して爆笑。




近所で「合いびき肉」が買えるということは、奇跡なのです。







2011-12-26

長靴をはいた猫

先日、『Gato de Botas』(長靴をはいた猫)という映画を観てきました。

最近あまり映画を観ていなかったので、
この夏休みに何本か観たいなと密かに計画しています。




この作品はDreamWorksの長編アニメで、『シュレック』からのスピンオフ作品です。
長靴をはいたネコくんが、『ジャックと豆の木』の豆を悪い巨人から奪い、
信じていた旧友ハンプティの裏切りも乗り越え、相棒キティと共に
恩師や街の人たちを救うというストーリーです。





人生初、3Dで観ました。

もっと酔うかと思ったけど
意外と平気でした。






3Dの映像は確かに迫力があったけれど、
それによってストーリーの薄っぺらさをごまかしている感じがしたなあ。
観終わった後、なんかスッキリしないです。

CGアニメが普及してから、
映像の質とかアングルとかはどんどんレベルアップしてるけど、
一番大事な内容がイマイチっていう残念な結果になってる気が…。
スピルバーグが監督を務めた『タンタン』も、きっとそんな感じなんだろうと思う。




『シュレック』シリーズもそうだったけど、DreamWorks作品はちょっと苦手です。
本気で笑えたり泣けたりするシーンがないし。
あの作品が公開された当時、
「ブラックなアメリカンジョークが満載」みたいな評価が多く、
それを読んで「アメリカ人に生まれなくてよかった」と思った記憶があります。

子どもに観てほしくないタイプの映画かも。




そう、「子どもに観てほしくない」と言えば、今回おもしろい発見をしました。



映画館のプログラム。

一番右の黄色や赤の枠の中に、
見にくいけど数字があります。

そう、年齢制限です。

ブラジルでは、10歳、12歳、14歳
16歳、18歳と、日本に比べて
細かい年齢制限があります。






日本では、少し前に「PG12」ができたと思うのですが、
調べてみたら、先進国の中で日本の年齢制限はとても緩いものだと分かりました。

作品自体の表現の自由は認められるべきだけれど、
子どもが見る作品はもっと大人が制限してもいいのでは、というのが個人的意見です。





ネコに対してさんざん良くないことを書きましたが、
わたしのポル語力だとアニメぐらいがちょうどいいので、聴解の勉強にはなりました。
『ミッションインポッシブル4』も観たいけど、理解できるか微妙なところ…。


この『長靴をはいた猫』は、日本では3月に公開されるそうです。

ポルトガル語だと、7割くらいしか理解できないし、
今回のネコくんはなぜかスペイン語もいっぱい話していたので、
日本語でもう一回観直してもおもしろいかもと思っています。
(スペイン語はポルトガル語とよく似ていますが、3割くらいしか分かりません。。。)


しかも、日本語の吹き替えは大好きな竹中直人がネコの声です!!
いい声!!
日本に帰ってからの楽しみが、また一つ増えました♪



2011-12-25

サンパウロ開拓の旅①

この夏休みの目標の一つは、
サンパウロ市内でまだ開拓していない場所へ行くことです。


この間、
Museu da Imagem e do Som(映像と音楽の博物館)という施設へ行ってきました。


なぜなら…。






コンピュータゲームの
企画展示期間だったからです!!

ゲームの歴史を学べたり、
過去の作品 を実際に
プレイできるという
すばらしいイベントです。











とても古い機械の展示や、










携帯型ゲームの
変遷を追ったコーナーや、









ストーリーやキャラクターなどが
出来上がるまでをまとめた
ボードなど、

おもしろい展示がいっぱいでした。









いろいろなゲームが
体験できるシステムに
なっていて、
たくさんの来場者が
懐かしい作品に
熱中していました。
(ただし、
1回5分までという制限つき)





  
ほとんどの作品が日本のもので、画面表示も日本語なのに、
たくさんのブラジル人が興味津々の様子で展示に見入っていたのに驚きました。

ブラジルでは、DSやwiiがとても人気。
日本で買うよりもめちゃくちゃ高いのに、たくさんの人が持っています。



体験コーナーでは、
すごーく昔に家にあった作品をたくさん見つけて、テンションは上がる一方↗↗

グラディウスとか、シム・シティとか、懐かしすぎる!!

ハマりすぎるのはどうかと思うけど、やっぱりゲームはおもしろいです。

「ゲームに遊ばれる」のでなく、「ゲームで遊ぶ」程度の付き合いがいいのかも。




2012年に、ドラクエの最新作が出るということなので、今から楽しみです☆

こんなに違う!! 卒業式

前回に続き、
今度は中学校の卒業式の様子を紹介します。



わたしの配属先では、9年間の義務教育を終えた後に卒業式が行われます。
つまり、小学校+中学校の分の卒業式を一回で行うということです。

この9年間は、
顔つきも精神面も本当に大きく変わる、すてきな時期。

卒業生が入場する前までの時間には、
一人一人の幼い頃から今までの写真が巨大スクリーンに映し出されます。
一人5~6枚くらいで、個人写真のほかに家族や友だちと写っているものもあります。

子どもっぽさが徐々になくなり、大人に近づいていく自分の子どもの様子を、
両親はこの場で再確認することとなります。
その後で、子どもが入場してくる姿を見ると、感動もより大きくなることでしょう。

とてもいいアイディアだと思いました。





中学生は、
幼稚園児よりもぐっと本格的な
黒いアカデミックドレスを着ての
入場です。

(ちなみに、ブラジルには
卒業関係の専門業者が
たくさんあって、
服はそこのレンタルだそうです。)






クラスごとに2名ずつの代表生徒が、檀上でスピーチをします。
日本で言う答辞のようなものかな。

ブラジルの人たちは、人前で話すのがとても上手です。
どのクラスの生徒も、堂々と、そして笑顔で、
卒業を迎えた心境や新たな生活への期待を述べていました。





スピーチが終わると
卒業詔書授与です。

卒園式同様、
生徒の名前が呼ばれるたびに
会場からは拍手喝采。
ハート型の紙吹雪が
飛び出す場面もありました。






そして、学年の先生方への花束贈呈タイムです。
一人の先生に対し、卒業生が一人ずつ呼ばれて、花を渡して記念撮影をします。



花束贈呈が終わって、会場が静かになると…。




生徒はバラの花を手に、
会場にいる両親のもとへと
それぞれ進みます。

義務教育からの卒業は、
人生の大きな節目。
両親に感謝の気持ちを
示すのは、
日本もブラジルも同じです。





最後に、生徒の演奏(ギターとドラム)に合わせての、全員合唱がありました。
とても晴れやかな顏で歌う生徒たちの姿に、
たった1年半しか関わっていないわたしも、なんだか胸が熱くなりました。
9年間見てきた先生方や、14年間育ててきた両親の感動は、計り知れません。



・・・さて、
とても感動的だった卒業式。
終わって時計を見ると22時半!!
やっぱりブラジル人のパワーはスゴイです。

こんなに違う!! 卒園式

久しぶりの更新です。

夏休みに入っていろいろしていたら、一週間も経っていました。

今年の夏休みは大きな旅行などの計画をあまり入れていないので、
地元の様子や日ごろの気づきなどを、ぼちぼち書いていきたいと思います。




去る18日(日)は配属先の卒園式だったのですが、日本と異なる点がたくさんありました。

(この国では学校ごとの差がとても大きいので、
ここに紹介するのはブラジルのほんの一部にすぎません。)




 
夜の7時過ぎに式がスタート。

赤いアカデミックドレスを着た
卒園生たちが、
保護者に手を引かれて
入場します。

お母さんたちの服装も、
日本とは全然違います!!







舞台の前まで来ると保護者の手を離れ、練習したとおりに自分の席に座ります。





一人ずつ名前を呼ばれ、
先生から卒園証書を受け取ります。


そしてこの瞬間・・・







該当生徒の
保護者(親戚一同、ご近所さん含む)は
大声援を送ります。

中には、立ち上がったり
指笛やクラッカーを鳴らしたり、
名前入りの看板を出したりする
相当な盛り上がりぶりを見せる
家族も。





拍手に包まれて証書授与が終わると、
園児たちは着替えてダンスを披露します。

オウムやサルの衣装に身を包み、両親の前で誇らしげに演技する子どもたちの姿に、
会場のテンションは一層高まります。


そして、
全てのプログラムが終了したのは、なんと21時半過ぎ。

ブラジルの人たちは、大人も子どもも夜に強い!!

日本だったら、式の途中で寝ちゃう子が出るだろうなぁ。。。




と、文化の違いをたくさん感じた卒園式でした。



2011-12-20

アニメイベントに行ってきました♪

16日(金)~18(日)の3日間に渡って、
アニメ&マンガの大きなイベントがありました。

日本製アニメ・マンガの人気ぶりは、今や世界規模です。
もちろん、ブラジルでも大人気!!

こうした3日連続のアニメイベントが、地球の反対側で毎年行われているなんて、
うれしい限りです!!!!



イベント名は、
Rsessaca friends。

Ressaca(へサッカ)は
「二日酔い」という意味で
よく使われますが、この場合は
たぶん「アニメ中毒」みたいな
意味になるのだと思います。

サンパウロでは、
このRessacaの他に、
2つの大きなアニメイベントが
毎年行われています。





会場に入ると、
至るところでコスプレイヤーたちがカメラの前でポーズを決めています。







「写真撮ってもいいですか??」 
 と聞くと、すぐにカメラの方を向いて
表情を作ってくれます。








カラコンまで入れて、
気合い十分!!

寝そべって下からのアングルで
彼女たちの写真を撮るツワモノもいました。
わたしはここからでいいです…。









元ネタが何か分からないけど、
準備に苦労したんだろうなってのは分かる!!












ボカロはすごく人気みたいで、
何組も見ました。











←ちょっと痩せすぎのルフィ。

超暑いので、こんなふうに
若干ヤル気なさそうな表情の
コスプレイヤーもちらほら… ><








メインステージでは
コスプレ大会があって、
セリフや音楽などと併せて
寸劇を披露していました。







「コスプレ」と言えど、100%そのキャラに合わせるのではなく、
自分の長所はガンガン前に出す!! のがブラジル流。

露出部分を多くしたり、
トークに自作のネタを絡ませたり。。。

元ネタとちょっと違ってたりする部分もあるけれど、そこは全然OK!!

日本の、いわゆる「オタク」と違って、
「どうしたら自分が魅力的に見えるか」という部分を
客観的に見ている感じがします。

アニメが好きでも、完全なる「二次元」というわけではないんですね。
アニメのキャラは好きだけど、それ以上に自分自身が好き!!
というブラジルらしさがいいです。
自分を見失っていない感じがして。


そういう意味で、
わたしはブラジルの「三次元コスプレ」が好きです。








 
コスプレだけでなく、
マンガやDVDの販売場、
それから
ゲーム体験コーナーもありました。





 





特撮物もいくつか発見!!

懐かしくって、
思わず全部欲しくなる
くらいでした ^^






 


アニメソングを歌う、
アニソンカラオケ大会もありました。

←この人、どうみても
 jaaたけやにしか見えない…。






 

コスプレもカラオケも、楽しかったですが、
中でもロリータファッションがすばらしいと思いました!!






日本で
ロリータ系のファッションを
している子って、
あまり好きではなかったけど…
超かわいいと思いました!!!










日本語を勉強している子も多くて、
「お元気ですか?」とか
「ありがとうございます!!」とか
超アニメ声で話してくれるのも、
ツボでした(^^)


ブラジルの一般的なファッションは、
色っぽさを前面に出したものが多いです。
だから、
こういう繊細なレースやリボンのデザインは
とても珍しくて、
憧れる女の子は多いのかなと思います。






サンパウロにあと一年いられるものなら、
完璧にコスプレして参加したいなぁと思いました(笑)