大統領だけでなく、州知事や州議員の選挙も同時に行われました。
大統領選挙を目の当たりにできる機会なんて、この先きっとないだろうと思い、
勤務校が選挙会場になることもあって、選挙の様子を見学しに行ってきました。
ブラジルの選挙は、日本と全然違います。
まず、候補者が自由すぎる!!
選挙期間は夜8時くらいになると、全チャンネルが選挙モードになります。
各候補者が自分なりのアピール方法で次々と登場するのですが、
オリジナルのテーマソング(かなり陽気)を流す人、ドラマを作って流す人、
画面に向かって怒り口調でひたすら自分の名前を叫ぶ人、
超露出度の高い服装で登場する人(けっこうかわいい)、
奇抜な衣装&ダブルピースで踊りながら
「政治はよく分からないけど、僕が当選したら教えてあげるよ」と言う人…。
本当に当選したい気があるのかと疑ってしまうほどの自由加減です。
それから、チラシや看板の量がすごい!!

配ってもすぐ道に捨てられるので、
選挙間近の道路は紙でいっぱいです。

あんまりたくさん道に落ちていると、
逆にその候補者に投票したくなくなる
気もします…。
そして、投票方法がボタン式!!
日本では候補者の名前を書いて投票しますが、
こちらでは各候補者に番号がついていて、会場に設置された機械で
その番号を押して投票します。
選挙に行かないと罰金をとられることもあり、多くの人が選挙に足を運びます。
その中には字が書けない人もいるので、ボタンの方が投票しやすいのかなと思います。

校舎内には、
候補者の一覧表が掲示板に
びっしり貼られていました。

左から、
候補者の名前・数字・所属です。

選挙権を持つ人には
緑色のカード(写真中央)が送付され、
そこに記載されている番号の部屋へ
行って手続きをします。

残念なことに、部屋の中は
撮影禁止(当たり前…)でした。
結局、この選挙では大統領は決まらず、
今月の31日に Dilma RoussefとJosé Serraの2候補者で決選投票が行われます。
また見学に行きたいと思います。
ちなみに、奇抜な服装&ダブルピースの候補者は当選しました…。
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