みなさんは、パナソニックキッズスクールというイベントをご存知でしょうか。
わたしも、こちらに来て初めて知ったのですが、
いろいろな小学校の子どもが長縄を跳ぶ回数を競う大会が日本で開催されているのです。
日本全国で予選が開催され、
みごと勝ち抜くと東京で行われる決勝戦へとコマを進めることができます。
海外からは8か国が参加していて、
そのうち上位4チームが日本行きの切符を手にすることができます。
今回、その記録を測るために、2名の方が日本からやって来たのです。
わたしの配属先の学校は今年で2回目の出場で、去年はブラジル予選で2位。
そのリベンジを果たそうと、今年は去年以上に気合が入っているようです。

跳ぶ前に行った円陣は、
全員の息がぴったりそろっていて
迫力があって、
めちゃくちゃ感動しました!!
こちらに来て以来、
一番の感動だったと思います。
日本の生徒に
ぜひ見せたいと思うくらいでした。

このイベントでは
10人以上で跳ぶことがルールで、
跳ぶ人が出入りして入れ替わると
さらにボーナスポイントが
加算されていきます。
制限時間は3分間。
速く、かつひっかからないように
跳ばなくてはいけません。
詳しいルールはコチラ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://pks.panasonic.co.jp/gym/rjex/about/
チームによって、跳び方の作戦はいろいろです。
高得点を狙うために、先生と生徒が一緒になって工夫しながら練習するのです。
複雑な入れ替わりをこなしながらも、リズムよく跳ぶ子どもたち。
見ているだけで、思わず手に汗にぎってしまいます。
今まで勤務してきた学校でも毎年のように長縄は行われていたので、
長縄は練習しだいでいくらでも変わるということは、とてもよくわかります。
今回の子どものジャンプをみて、今までがんばってきたことがよく伝わってきました。
同時に、
どうしたらうまく跳べるかクラス全員で話し合ったり休み時間に練習したりした
日本での思い出が、じわじわとよみがえってきました。
そして、昨日入ってきたうれしいお知らせ。
なんと、ブラジル予選で1位になったのです!!!!!
他の7つの海外チームの予選はこれからなので決勝に出られるかは分かりませんが、
去年のリベンジをみごと果たした彼らは、本当にすごいと思います。

「こどもがかがやけば みらいがかがやく」
というこのイベントのキャッチフレーズ通り、
一生懸命に一つのことに取り組む
子どもの顔を見ていると、
世界をも変えることができそうな
パワーを感じます。
やっぱり、一つのことに向かってみんなでがんばる子どもの姿が、わたしは大好きです。
こちらでは、みんなで一つのものを作り上げるイベントが少ないし、
苦しさを乗り越えた先の価値を全員で分かち合うという機会があまりないと感じています。
それは、きっと習慣や文化の違いなのでしょうが、
その意味でも、子どもたちにとって今回の縄跳びは貴重な体験になったことと思います。
それから、今回の大会をきっかけに、
いろいろな方たちと出会えて、人の輪がまたさらに広がりました。
3分という限られた時間を大切にした子どもたちに負けないように、
わたしも残された1年4か月の活動を最大限に生かせるようがんばりたいです。
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