2010-12-10

ぱねえ!!パネトーネ

11月に入ったくらいから、
近所のスーパーの棚にはあるものがぎっしり並べられるようになりました。
床から天井ぎりぎりまで、こんな状態で箱が積まれています。
この量、ハンパないです。



これは「パネトーネ」といって、ブラジルでクリスマスシーズンに食べる甘いパンです。
もとはイタリアの伝統的なお菓子で、イタリア移民がブラジルに持ち込んだそう。
大きなブリオッシュ生地の中にいろいろなドライフルーツが入っています。
みんなが食べやすい素朴な味に加え、長持ちするのも魅力の一つです。


調べてみると、ブラジルは
世界一のパネトーネ生産国で
世界一のパネトーネ消費国で
世界一のパネトーネ輸出国だそうです。

クリスマス当日は、日本と同じようにデコレーションケーキを食べる人が多く、
パネトーネはクリスマス前後によく食べるらしいです。




一番人気なのは
「Bauducco」という会社のもの。

定番のドライフルーツ以外にも
チョコレート入りの「ショコトーネ」
などを出しています。

80g, 500g,750g,1kgと大きさも様々。
贈り物から大家族のパーティーまで
シーンに合わせて選べます。






こちらは
おなじみNestleのもの。
やっぱりチョコレートや乳製品で
オリジナリティを出しています。

他にもViscontiという人気ブランド、
チョコレートやケーキの専門店も
こぞってパネトーネを売り出し、
パネトーネ業界は大激戦です。






どれくらい激戦かというと・・・
スーパーの中はこんな感じです。



手前右の青い箱
手前左の赤い箱
それらの少し奥の赤い箱
さらに奥に見える黄色い箱

箱っぽいものは
全部パネトーネです。

売り場は決まっておらず
もはやスーパー全体が
パネトーネ売り場。











冷蔵棚の上にだって
こんなにたくさん
並べられています。











その反対側の冷凍棚の上には
別の会社のパネトーネが
ピラミッドのように
積み上げられていました。

ほんとに全部売れるのかなぁ。




                                                             

ここまでパネトーネに注目したのにはわけがあって、
学校の先生たちとのクリスマスプレゼント交換で「Bauducco」か「Visconti」のパネトーネを
リクエストされたのです。

                                                               


え?
プレゼントをリクエストできたら交換する意味がないって?
                                                             
確かにそうです。
今まで自分が体験してきたプレゼント交換は、音楽に合わせてプレゼントを回し、
音楽が止まったときに手にしているのが自分へのプレゼントになる
というパターンばかりでした。
どこに誰のが止まるか分からないのに、
自分が欲しいプレゼントをあらかじめリクエストするなんて、考えられません。
でも、ブラジルでは年末におもしろい方法でプレゼント交換をするのです。

                                                             
そのプレゼント交換については、次回(たぶん明日)書きます。お楽しみに☆

0 件のコメント:

コメントを投稿