2010-12-11

「友だち」はだれ?

ブラジルでは、毎年この時期になると、学校や家族や友だちでプレゼント交換をします。
日本で一般的なプレゼント交換(音楽に合わせてプレゼントを回す方法)とは
ちょっと違う方法があるのです。

その名も「amigo secreto(秘密の友だち)」です!!


☆方法☆
①幹事は、参加者一人一人の名前を小さな紙に書いてクジを作る
②参加者はクジを一つ引いて、自分の「秘密の友だち」が誰かを知る
 ※「秘密の友だち」なので、他の人に言ってはいけません
③各自、自分の「秘密の友だち」に渡すプレゼントを用意する
 ※あらかじめ、全員の希望プレゼントリストを作っておいてもいい。
  金額だけ決めておいて、あとは相手任せの場合もあります。
④プレゼント交換の当日、プレゼントを持って集合する
⑤一人ずつ前に出て、自分の「秘密の友だち」が誰かヒントを出して
 みんなに当ててもらう
⑥誰か分かったら「秘密の友だち」は前に出てプレゼントをもらう


だいたいこんな流れです。
②と③の間に、誰が「秘密の友だち」かさらに分からなくするために
いろいろ小細工をすることもあります。
日本での訓練のとき、語学クラスの最後の授業でこのパターンをやりました。
プレゼント交換より前の日に、「秘密の友だち」宛てに手紙を渡しました。
他の人に代筆してもらって「わたしがあなたの「秘密の友だち」だよ」と嘘を書いたり
わざわざ左手で相手の似顔絵を書いたり。

最終的に誰が本当の「友だち」なのか本気で考えました。
『2o世紀少年』みたい。。。



 
さてさて、
今回わたしの「秘密の友だち」になったのは、今年すごくお世話になったCintia先生。
空手の選択授業を担当している方です。
沖縄祭りに連れて行っていただいたり、空手の授業を見学させてくださったりと、
とっても感謝しています。





プレゼントの希望はパネトーネ。

でも、
日頃の感謝を込めてデコビスケットも
一緒に渡すことにしました。

アイシングで
似顔絵とか、空手のモチーフを
書いたものです。




どうでもいいけど、
粉砂糖が500g入りのしかなくてびっくりしました。
ほんのちょこっとアイシングを作りたかっただけなのに。。。
そしてチョコペンもないのです。
でも、着色料は色数が豊富(赤・黄・青・緑・茶・桃・橙・紫・黒!!)で安いのでうれしいです♪


さてさて、本題に戻って。



このゲームのいいところは、
じわじわとヒントを出して
みんなで盛り上がれるところ
だと思います。

「明るくて、元気で・・・」
とヒントを出し始めると、
みんな「私!!ぜったい私!!」みたいに
すごく盛り上がります。





これは、日本に帰ってから使えるネタだなと思いました。
ヒントにも段階があって、
「男」「女」「メガネをかけている」とかの外見的なヒントは誰でも出せるけど、
「〇〇さんと仲がいい」とか「〇〇が得意」とか「〇〇のファン」などのヒントは、
その人を日頃から見ていないと出せないヒントです。
学級づくりの活動として、学級経営にぜひ役立てたいアイディアだと思います。




そして、
「秘密の友だち」がだれだったのか
わかった後も、
握手したり抱き合ったり
一緒に写真を撮ったりします。
                               
だれが「秘密の友だち」でも
明るく受け入れる雰囲気が
あります。

                               
「秘密の友だち」、Cintia先生と。                               
そしてなんと、
Cintia先生の「秘密の友だち」
わたしだったのです!!
語学授業のときも、
Aliceとお互いに
「秘密の友だち」
びっくりしたのを思い出しました。
ちなみに、かわいい服をもらいました♪



相手のことを考えて、その「秘密の友だち」なら何に喜ぶかなぁと考える時間も
すごく楽しいものだと思います。
                                                             
それに、
2年生のクラスではクリスマスカードを交換していたし、
高価なものでなくても十分楽しめるゲームです。
                                                             
ぜひ、日本に帰ってからやってみたいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿