2011-12-11

最後の日本語授業 ~小学生編~

2年前に日本で担任していたクラスの国語の授業で、
最後の単元としてスピーチ発表会をしました。


テーマは「将来の夢」です。


普通のスピーチと違って、
なりたい職業に関する服を着たり小道具を持ったりして話します。

野球選手になりたい生徒はグローブとボールを持って、
医者になりたい生徒は白衣を着て、
保育士になりたい生徒はエプロン姿で絵本を持って…。
中には、サラリーマン姿で、
「ありきたりでいいから幸せな生活を送りたい」という夢を語った子もいました。


この「変装スピーチ」をしたのは、一人の生徒からの提案がきっかけでした。

クラスの女の子が、
テレビで見て自分のクラスでもやりたいと思ったと言ってくれたのです。
スピーチを苦手とする子は多いけれど、
工夫次第で楽しく行うことができるし、
実際に、原稿や小道具の準備に前向きに取り組めたようでした。
それぞれの個性がよく出たスピーチになったと思います。





この活動を、日本語授業の小学生クラスでやってみました。

長い文は話せないので、
①名前  「ぼく(わたし)は〇〇です。」
②年齢  「〇〇歳です。」
③好きなもの  「ぼく(わたし)は、〇〇が好きです。」
④将来の夢  「大きくなったら、〇〇になりたいです。」
この4つに限定しました。

前時に下書きをノートにして、家で暗記してくるように宿題を出しました。
そして、最後の授業で発表会です。

なかなか家で暗記してくることができなかったようで、
当日の授業の前半は、練習に時間を割くことに。
まあ想定の範囲内だけど。。。

「インテリアデザイナー」や「建築家」、「弁護士」に「作曲家」など、
今まで習ってない単語を話さなければならないので、ちょっと難しかったみたいです(><)
でも、衣装や小道具の用意にはかなり気合を入れてくる子が多くて、
何人かの女の子はお化粧までバッチリ☆
さすがブラジル!!と思いました。


暗記できなくて助け舟が必要な場面も多々あったけれど、
自分の夢を楽しく話すことができたと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿