2010-09-18

おひとりさま反省会

午後の授業もなんとか終わりました。


夜は、ビール片手に授業のビデオを見て「おひとりさま反省会」です。
今までは、授業を見てもらったりアドバイスをもらったりする機会が多かったですが、
こちらではそうは言ってられないので
今後ちょくちょくこの会を開くことになりそうです。

ブラジルはビールもお菓子も安いので平気!!



それにしても・・・
なんと反省点の多いこと!!

いかに自分が現場を想定した指導案づくりができてないか、
今回の授業で知ることができました。


導入部分では、ブラジルにある日本のものをいくつか取り上げて紹介したのですが、
わたしの説明で果たしてどこまで伝わったか…。
Nissinの「Miojo」が食品名でなく会社名で本当はラーメンという食べ物だということや、
TOYOTAは日本の市の名前で、わたしの故郷の隣だということや、
kani-kamaをkaniって言うブラジル人が多いけどそれはカニじゃないってこととか。

子どもたちの頭の中では(大人もかな)、
日本人と中国人と韓国人がごちゃまぜになっていることが多いです。
両手で目を細長くつり上げて、「みんなこういう顔だ」とよく言われます。

授業の最後の質問コーナーでは、「サソリをよく食べるのですか」と聞かれたし、
おだんご頭で赤い服の「プッカ」といういかにも中国的なキャラクターだって、
日本のものだと思っている子がけっこういます。

外国で日本について教えるためには、
まずはその国で日本がどういうふうにとらえられているかをちゃんと知ることが
本当に大事だなあと思います。
それを知っておくと、効果的な導入部分をつくる助けになるとつくづく実感しました。
日本での準備も大事だったけれど、
現地に来ていろいろリサーチすることがわたしの目指す授業にはもっと必要かな。


それから、学習課題について。
季節をとおして日本の特徴やブラジルとの違いを紹介するのが今日の本題でしたが、
それもいまいち・・・。
日本の祝祭日について説明するのはとっても難しかったです。
事前に訳をつくって練習しておいたのですが、
やっぱり子どもの質問は予想を超えるものが多くて、ちゃんと答えられませんでした。


授業の一部をアップしてみました。
本当は、全部載せてご意見いただきたいのですが、
重いとアップできないので1分くらいしか載せられないようです。。。






そしてこれが今回の板書。
黒板の使い方も日本とは全然違うので、
これから板書ももっと練習しなくてはと思いました。



サソリは食べないけど

日本でハチの丸焼きを食べたよ。

あとハチノコとか。こんなの。

と説明しているところです。

                                                             

まだまだこれから。

がんばります!!


3 件のコメント:

  1. Anjélica~めっちゃ頑張ってるね!!ポル語で授業すごい!!!子どもの反応もいいね。絵や写真はどこで手に入れたの??
    私は、ちょっといきづまってたから、元気でた!!

    返信削除
  2. 授業風景楽しく見せてもらいました。いい授業だと感じました。
    理由1ー視覚的な教材を準備していること、理由2-学習者に分かる言葉つまりポル語で補足説明していること、理由3-意欲につながる賞賛や認める言葉を素直に表現していること、理由4-その結果、子どもたちが自信を持ってのびのびと発言していること。
    やっぱり授業は楽しくなくっちゃね! 過去に、指導者が直接法にこだわり、学習者がストレスを感じていても無視して自己満足としか思えない授業をしているのを見て悲しくなったことがあります。
    それとは反対に、この授業は楽しそうで参加したくなりました。
    ところで板書の違いってどういうことかな?
    授業の動画とてもよかったです。ありがとう。

    返信削除
  3. Jonnyさん、いつも授業のご高評をありがとうございます。「授業は楽しく」というお言葉、私も同意見です!!
    板書ですが、日本では生徒の意見を多く書いたり、授業終了後に黒板を見ればどんな内容だったか分かる板書を心がけていました。事前に計画したりマグネット等で資料を準備したり。でも、今の学校は磁石も付かないし、他の授業見学でもメモとして黒板を使っていることが多いです。ノート指導との関連が深いと思うのですが、これから研究していきます!!

    返信削除