2010-12-09

笑う門には

今日は、今年最後の授業日でした。

こちらでは、
最終テストが終わったころから(12月に入ってすぐ)、急に欠席者が増えます。
無遅刻無欠席が奨励される風潮はあまりないようです。

でも、せっかくだから最後の授業は何か楽しいことをしたい!!
欠席者が多い中、頑張って最後まで学校に出てきた子たちには、
少しでも楽しい授業を提供したいものです。



タイムリーなものにしようと、年中行事に絡めた活動をいろいろ考えました。
ブラジルではお正月よりクリスマスの方が盛り上がるそうで、
お正月に伝統的な遊びや食べ物があるということは、生徒にとって驚きのようです。
お正月にちなんだ活動、何がいいかなぁ。


羽根つき…道具もないし、まして墨を塗ったりしたら大変なことになりそう。
凧揚げ…時間が足りないし、外に揚げに行くのは危ない。
コマまわし…できない。

で、作ったのがコレです。






福笑いを
人間とウサギとクマの3種類で
やることにしました。

このパーツは、後から
「長い耳」
「赤い目」
「丸い鼻」
などの形容詞の活動にも使えると
思ったので。







ゲームの前に、
「笑顔は幸せを連れてくる」(笑う門には福来る)と黒板に書いて、
幸せな一年にするための遊びだということを伝えました。
こういう諺や格言のようなものが、子どもたちは大好きです。


さて、ゲームの方法ですが…
目隠しをして、黒板に書かれた輪郭の上にパーツを貼っていきます。
「目」「耳」「鼻」「口」「顔」「頭」は、今日の導入語彙です。




目隠しをしていない生徒は、
ヒントを出して手助けします。

「上」「下」「左」「右」の
4方向の言い方を学習し、
それを使ってヒントを出す
ことにしました。







活動の様子はコチラ


 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓






そして、最後に手紙を読みました。
いつも言いたいことがすぐにポルトガル語で出てこないので、
語りたいときは予め用意した方がいいと思ったからです。
「今日は手紙をもってきたよ」と言うと、
すごく特別なことが始まるかのように、一瞬で静かになりました。
子どもたちは「今は静かに聞かなきゃ」という雰囲気のときにはさっと静かになります。
そして、読み終わったあとには盛大な拍手や口笛を送ってくれます。







手紙の最後には、
今まで無欠席の子の名前を呼び、
皆勤賞のミニ賞状を贈りました。









笑顔で2010年の授業を終えることができたので、
2011年の授業も楽しいものにしたいです。

3 件のコメント:

  1. “福笑い”面白いですよね~!
    今年最後の授業も、やはり楽しそうですね。
    『終わり良ければすべてよし』です。
    来年も、子どもたちの素敵な笑顔であふれるクラスになるでしょうね。
    …私も、新年会に福笑いを作っていこうかと思いました(^^)
    ※先日のロープジャンプ、子どもたちがキラキラして素敵でしたよ。動画を見て泣きそうになりました。(感動です!)

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  2. 手紙のアイデアはすごくいいねぇ。
    今度してみよう。

    近所の公立校は昨日から夏休みに入った模様です。
    私はあと1週間がんばらねばっ。

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  3. Piroさん
    「新年会」があるんですね!!楽しい会になるといいですね。
    「感動です!」のコメント嬉しいです。やっぱり、全然関わってない生徒でも、一生懸命な姿は人に感動を与えると思います。わたし泣きそうでした。

    Fatimaさん
    手紙は、ちゃんと封筒に入れるのがコツです。中のポル語が変な分、形はちゃんとしとかないとね(笑)
    なんか最近たいへんみたいだけど来週もがんばって!!
    終わったらおいしいもの食べてお祝いしよう☆

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