こちらでは、
最終テストが終わったころから(12月に入ってすぐ)、急に欠席者が増えます。
無遅刻無欠席が奨励される風潮はあまりないようです。
でも、せっかくだから最後の授業は何か楽しいことをしたい!!
欠席者が多い中、頑張って最後まで学校に出てきた子たちには、
少しでも楽しい授業を提供したいものです。
タイムリーなものにしようと、年中行事に絡めた活動をいろいろ考えました。
ブラジルではお正月よりクリスマスの方が盛り上がるそうで、
お正月に伝統的な遊びや食べ物があるということは、生徒にとって驚きのようです。
お正月にちなんだ活動、何がいいかなぁ。
羽根つき…道具もないし、まして墨を塗ったりしたら大変なことになりそう。
凧揚げ…時間が足りないし、外に揚げに行くのは危ない。
コマまわし…できない。
で、作ったのがコレです。

福笑いを
人間とウサギとクマの3種類で
やることにしました。
このパーツは、後から
「長い耳」
「赤い目」
「丸い鼻」
などの形容詞の活動にも使えると
思ったので。
ゲームの前に、
「笑顔は幸せを連れてくる」(笑う門には福来る)と黒板に書いて、
幸せな一年にするための遊びだということを伝えました。
こういう諺や格言のようなものが、子どもたちは大好きです。
さて、ゲームの方法ですが…
目隠しをして、黒板に書かれた輪郭の上にパーツを貼っていきます。
「目」「耳」「鼻」「口」「顔」「頭」は、今日の導入語彙です。

目隠しをしていない生徒は、
ヒントを出して手助けします。
「上」「下」「左」「右」の
4方向の言い方を学習し、
それを使ってヒントを出す
ことにしました。
活動の様子はコチラ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
そして、最後に手紙を読みました。
いつも言いたいことがすぐにポルトガル語で出てこないので、
語りたいときは予め用意した方がいいと思ったからです。
「今日は手紙をもってきたよ」と言うと、
すごく特別なことが始まるかのように、一瞬で静かになりました。
子どもたちは「今は静かに聞かなきゃ」という雰囲気のときにはさっと静かになります。
そして、読み終わったあとには盛大な拍手や口笛を送ってくれます。
手紙の最後には、
今まで無欠席の子の名前を呼び、
皆勤賞のミニ賞状を贈りました。
笑顔で2010年の授業を終えることができたので、
2011年の授業も楽しいものにしたいです。
“福笑い”面白いですよね~!
返信削除今年最後の授業も、やはり楽しそうですね。
『終わり良ければすべてよし』です。
来年も、子どもたちの素敵な笑顔であふれるクラスになるでしょうね。
…私も、新年会に福笑いを作っていこうかと思いました(^^)
※先日のロープジャンプ、子どもたちがキラキラして素敵でしたよ。動画を見て泣きそうになりました。(感動です!)
手紙のアイデアはすごくいいねぇ。
返信削除今度してみよう。
近所の公立校は昨日から夏休みに入った模様です。
私はあと1週間がんばらねばっ。
Piroさん
返信削除「新年会」があるんですね!!楽しい会になるといいですね。
「感動です!」のコメント嬉しいです。やっぱり、全然関わってない生徒でも、一生懸命な姿は人に感動を与えると思います。わたし泣きそうでした。
Fatimaさん
手紙は、ちゃんと封筒に入れるのがコツです。中のポル語が変な分、形はちゃんとしとかないとね(笑)
なんか最近たいへんみたいだけど来週もがんばって!!
終わったらおいしいもの食べてお祝いしよう☆