2011-02-10

学校視察レポート①

ブラジルはとにかく広い!!
だから、学校も場所によって全然違います。
自分の配属先以外の学校についても知っておかないと、
ブラジルの学校に対するイメージが偏ったものになってしまいます。

実際に、去年見学した学校もそれぞれ特徴があって、
一口に「ブラジルの学校」とは括れないのだなと実感しました。

そこで、今年の目標に「1つでも多くの学校を見学しに行くこと」を掲げました。
今週の火曜日には、近所の私立校であるマルピアラ学園に行ってきました。
普段からいろいろお世話になっているカルロス先輩が勤める学校です。
自宅からバスで10分くらいで行けるとても近い学校なのですが、
今までなかなかチャンスがなかったのです。





マルピアラ学園は
まだ開校して10年くらいの
新しくてきれいな学校です。








幼稚園児用の遊び場は
緑がいっぱいで
とても明るい空間でした。







運動場とまではいかないけれど、
体育が外でできるスペースがあり、
高校生の生徒たちが太陽の下で
のびのびとバスケをしていました。








図書館は
小さいけどとてもきれいで、
配置の仕方など工夫してあって
本屋さんみたいでした。






この学校は
読書活動に力を入れていて、
2010年は有名な作家を
多数招待したのだそう。
学年や学習内容に合わせて
行われた作家の講演会のリストが
掲示されていました。






                                          
映画化されて日本でも公開になった
「縞模様のパジャマの少年」の作者、
ジョン・ボイン氏もこの学校を訪れています。
すごい!!




                                          

読書への興味づけをするために、
小さい子どもには、本の世界の導入として
人形劇で物語を聞かせていました。
カゴの中から次々に人形が出てきて、
子どもたちの目は釘づけでした。




この人形劇の先生は、演劇の授業も担当しています。
カルロス先輩いわく、とても魅力的な授業なのだそう。
残念ながら演劇の授業を参観することはできませんでしたが、
こうした取り組みをしている学校は、ブラジルではとても稀だと思います。



                                          
さて、                                          
ある教室でゴミの山を発見。
でも、これは捨ててあるのではなく、
このゴミを使って工作をするのだそう。
環境教育にも力を入れているようです。




確かに、この学校は自然がたくさんあって教室もきれい。
吹き抜けになっているスペースからは木々を眺めることができたり、
室内にも小さなプランターなどが随所に置かれていたり。
「環境は人を育てる」という言葉のとおり、
生徒たちはとても明るく素直で、のびのびと学校生活を楽しんでいるように感じました。
                                                             
日本にいたときは、
教室やトイレに花を飾ることがあまり珍しいと思っていなかったけれど、
こちらに来て、やっぱり植物が身近にあるのっていいなぁと実感します。


最後に、
こちらは日本語授業の教室。
日本語カレンダーや日本語のパソコンもあって、
学習環境が整っていました。
授業は参観できなかったので
いつかまた来たいです。


                                                             
わたしの勤める学校も私立。
場所もすぐ近く。
しかも幼稚園から高校生まで通っているという点も共通。
でも、学校見学をしてみると、いろいろな違いが見えてきます。
どちらが良い・悪いというわけでなく、
多くの学校を知ることは意味があることだと思います。
                                                             
来週は、公立学校を2校見学しに行く予定です。
それから、日本語学校や日本人学校にも行きたいと考えています。
                                                             
日本に帰るまでになるべく多くの学校を見学し、視野を広げたいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿