23日(月)、同期ボランティアの勤める公立学校へ見学に行きました。
「公立学校」と言っても、日本のそれとはだいぶ違って
地域による差が本当に大きいので、
一校でも多く見学したいと思っています。
今回わたしが訪れたのは、
サンパウロ州内にあるコチア市のカウカイアという地域です。
カンジード・ピントという学校には
1年生から5年生までの生徒が
通っています。
日本でいう「小学校」です。
以前にも紹介したように、ブラジルでは公立学校の学費は無料。
カバンや制服、筆記用具など、学校に必要なものは基本的に全て支給されます。
こちらが
指定カバンと制服。
これは強制ではないので、
中には
別のカバンを使っている子も
何人かいました。
そして、私立学校との大きな違いは、食べ物に関することです。
わたしの配属先では、ランシ(おやつ)の時間があって
生徒はそれぞれ好きなものを持って来たり、学校でパンなどを買ったりしています。
希望者は学校の食堂で作られる給食を食べることもできます。
ただし、これらには全てお金が要ります。
公立学校では、決められた献立のもとに、ランシが支給されているそうです。
ランシと言っても、ビスケットやチョコレートではなく、しっかり「ご飯」です。
これにはびっくりしました。
午前の子は朝10時くらいに、午後の子は午後2時くらいにランシの時間がありますが、
その時間にご飯を食べるのです。
生徒の中には、
家庭の事情などで、学校に来る前にしっかりご飯を食べられない子もいます。
育ちざかりの子どもにとって、ランシは大切な栄養源だと思います。
これがメニュー表。
ついつい明日の献立を
チェックしてしまいます。
やっぱり献立チェックは
学校の大切な楽しみの一つです。
この日のメニューは、
ご飯にフェイジョンに
ミートボールと野菜炒め、
そしてトマトサラダでした。
健康のことを考えて、
ジュースは豆乳入りのものが
毎日出されるそうです。
学用品やランシだけでも、学校ごとに大きな違いがあります。
いろいろな学校を見学するたび、ブラジルの教育事情の厳しさを感じます。
次回は授業の様子を紹介します☆
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