2011-08-20

厳しすぎる輸入制限


東日本大震災以来、福島原発の事故を受けて
日本からの食品輸入に関する制限がとても厳しくなりました。
あまりフレッシュな話題ではないですが、
今回はこのことについて書きたいと思います。


ブラジルの輸入業者は、食品を日本から輸入する場合、
日本が発行する規定の様式に基づいた申告書や
特定分析機関の検査結果を提出しなければなりません。
しかも、日本語とポルトガル語の両方で。


すごく手間がかかる!!


でも、問題なのは手間がどうとかのレベルではありません。


この制度を発表したはいいものの、
添付義務である申告書を発行する体制が整っていないということです。


え、じゃあどうやって申告するの?


そう、
申告できません。
結局、ブラジルでは日本産食品の輸入ができないという状況が続いています。
一時に比べて今は少し緩和されましたが、まだまだ現状は厳しいです。

旅行者の持ち込み制限や、個人的に郵送する場合の規定も
ものすごく厳しくなっています。




下の写真は
リベルダージという東洋人街のとあるお店の様子です。



このお店では、
お菓子や野菜、調味料など
日本の食品が
充実していました。

しかし、
輸入制限が厳しくなってからは
中国や韓国の類似品が
多く並ぶようになりました。








以前も
中国・韓国のお菓子は
あったけど、
こんなに多くありませんでした。

それにしても、
パッケージの色や
お菓子の形など
日本のそっくり…。






せっかくブラジルに来たので、
ブラジルの食生活に慣れるように心がけていますが、
たまーに、和食や日本のお菓子を無性に食べたくなるときがあります。
上の写真の状況を目の当たりにしたときはとてもショックでした。


ブラジルには世界最大の日系社会コミュニティが存在しているわけで、
ブラジルに住んでいながら、食生活は日本食中心という方もたくさんいます。
加えて、サンパウロには駐在員の一家も多いので
日本食材がなくなったらとても困ると思います。
特に、日本の駄菓子のクオリティはとても高いので、
小さい子などは
ブラジルのお菓子になかなか慣れないのではと思ってしまいます。
キャラメルやグミの味は、やっぱり日本が一番です!!




なかなか難しい問題なのかもしれませんが、
一日も早く、
規制が解除されることを願っています。。。



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