2011-10-13

ペットボトルでけん玉作り

昨日はブラジルの「子どもの日」でした。

それに伴って、
今週は家族参加のイベントがあったりレクの時間が設けられたりと、
生徒たちにとっては夢のような一週間になっています。

今日は日本文化の授業でしたが、
「子どもの日」に絡めて
日本の伝統的なおもちゃを紹介してほしいと言われていたので、
けん玉をペットボトルで作って遊ぶという活動を用意しました。




←試作品。

2種類のサイズのペットボトルを
口のところでくっつけたものが「けん」で、
たこ糸の先にボトルキャップを
2個つけたものが「玉」です。

各自、好きなカラーテープや
シールを貼ったり
油性ペンで絵を描いたりして
オリジナルけん玉にします。








ペットボトルは、先週のうちに家から各自持ってきてもらいました。
ブラジル家庭はコーラなどの炭酸飲料をよく飲むので、ボトルはすぐに集まります。
底をカッターで切るのは危ないということで、
事前に全員分切っておきました。




さて、授業の様子です。
いつものように、けん玉について軽く紹介したのち、すぐに作業開始。





←小学生クラスの様子。

手際よく
どんどん作業を進めていきます。









できあがったけん玉には
名前や好きな模様を描いて、
思い思いの作品に
仕上げていきます。





こういうとき、
好きなサッカーチームのロゴを
描きたがる少年が必ずいます。

ブラジルでは、
「ご当地キティ」みたいに
観光地のお土産も
人気サッカーチームの
デザインだらけです。
焼き物だろうがタイルだろうが
何でもアリです。






作ったあとは
いよいよ実際に遊ぶ時間。

「入ったよ!!」と
報告しにくるところが
かわいいです。






幼稚園クラスでは、
急きょ 小学生クラスと作り方を変えなくてはいけなくなりました。

担任の先生から
「この子たちはボトルキャップをすぐ口に入れちゃうから別のもので作れないかしら。」
と言われたのです。
幼児に対する活動を考えるときの視点が
わたしにはまだまだ不足しているなと、はっとさせられました。


で、
担任の先生がキャップを回収する間、
どうやって作ろうかあれこれ考え・・・。無い知恵を絞って・・・。




 
てゆうか、
わたしが考えてるそばから
口に入れてるし!! ∑(゜Д゜) オォィ!!

やっぱり
こうゆうことなんですよねぇって
すごく納得しました。









もう、
思いついたこと
何でもやりたい年頃なんですよね。

こんな調子で
けん玉のことは
頭からすっかり消え、
ペットボトルで自由に
遊ぶ子どもたち。。。







その間に、新聞紙を丸めて代用しようと思いつきました。



丸めた新聞紙を
透明なテープで何重か巻いて
たこ糸にくっつけました。

ボトルも、2つは難しいので
1本だけ使うことにしました。




このクラスで何回か授業をさせてもらって、
幼稚園児は発想が本当に豊かだなあと再確認することが増えました。
一応、けん玉の遊び方の見本を見せたのだけど、
それとは全然違う方法で遊ぶ子多数。




「けん」じゃなく「玉」を持って
ぐるっとまわし、
ボールの上にボトルをかぶせるという
あの難技、「飛行機」を
自分で編み出した子たちも。





 
今回の授業は、
知る、作る、遊ぶの3段階でちょうど一時間くらいでした。

簡単に作れるし、遊び方もいろいろ工夫できるので、
けん玉づくりはオススメの活動です。

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