2011-12-16

出会いと別れ

今日、学校の全職員が集まっての忘年会がありました。

夜だとなかなか全員参加できないということで、毎年お昼に行うことにしているそうです。
毎年最後の日は、教員も事務職員も清掃員や食堂係も、みんな一緒にランチします。



職員数は130人以上!!
大きな学校なので、
全職員が集まれる機会は
めったにありません。

こうした会が毎年あるのは、
とってもいいなと思います。





校長先生や主任のあいさつに続き、
クリスマスソングを合唱。

その後、
コーラかガラナ(ブラジルの炭酸飲料)で
乾杯です。





帰国を3か月後に控えたわたしは、
全職員の前であいさつをする機会がもうありません。
そのため、今日の会で、スピーチをする時間を少しいただきました。

言える範囲のポル語で話そうとも思ったのですが、
最後だし、本当に言いたいことが伝わるように話したくて、
日本語で書いた原稿をJICA職員の方に手伝ってもらって翻訳しました。

普段使わない単語や言い回しで話すのは難しいけど、
感謝の気持ちがきちんと伝わらないまま帰国するわけにはいかないもん!!




いろんな技術の発達で、出会いの場は簡単に手に入る世の中になりましたが、
その分、別れに対する心遣いが、いい加減になってしまう場合が増えた気がします。
つながりを絶ちたければ、
着信拒否したり、リストから削除したり、電源を切ったりするだけでいいのですから。


これは、お世話になったある先生の受け売りなのですが…。
「本来、数で言えば、出会いの数だけ別れがあるのだけど、最近の人の心の中では、
その『出会い』と『別れ』の感じ方のバランスが崩れてきている」と思います。


この1年半、どれだけ感謝しても足りないくらい、いろんな人にお世話になりました。
だから、お別れもきちんとしたいです。



先日、両親が日本から来てくれたときに、
故郷・岡崎のお土産でありわたしの大好物の、
「手風琴のしらべ」を大量に用意して来てもらっていたので、今日はそれを配りました。



手風琴は、簡単に言うと、
あんこが入ったパイです。

サンパウロでは
お饅頭を売っているお店もあるので、
あんこ好きな人も多いです。






食事が終わった後、
「夏休み楽しんでね」とか「メリークリスマス」とか「よいお年を」などと言い合い、
互いに抱き合ってお別れします。

中には、今年度で学校を去る人もいるので、
涙を流しながらお別れする姿もありました。


 
帰り際、
たくさんの励ましの言葉をもらいました。

嬉しいのと、悲しいのと、寂しいのと、感謝と、
なんだろう、いろんな気持ちが混ざって、
すごく不思議な気持ちになりました。





1年半は、あっという間だったけれど、
今日の会を通して、その重みを実感しました。





2 件のコメント:

  1. あと、三ヶ月なんだね…早い( ̄◇ ̄;)
    なんか、私は日本で無駄にダラダラ過ごしてしまった~(T_T)
    時が経つのが早過ぎるよね。

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  2. rie

    そう。あと3か月!!
    帰国したら、また名古屋でランチしよ♪
    栄にブラジル料理のお店があるって!!

    あぁ、お互いあと少しで30歳が終わるね。。。
    夢の世界一周旅行までは、まだ折り返し地点。
    あと半分も頑張っていこー(^^)/

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