2011-12-25

こんなに違う!! 卒業式

前回に続き、
今度は中学校の卒業式の様子を紹介します。



わたしの配属先では、9年間の義務教育を終えた後に卒業式が行われます。
つまり、小学校+中学校の分の卒業式を一回で行うということです。

この9年間は、
顔つきも精神面も本当に大きく変わる、すてきな時期。

卒業生が入場する前までの時間には、
一人一人の幼い頃から今までの写真が巨大スクリーンに映し出されます。
一人5~6枚くらいで、個人写真のほかに家族や友だちと写っているものもあります。

子どもっぽさが徐々になくなり、大人に近づいていく自分の子どもの様子を、
両親はこの場で再確認することとなります。
その後で、子どもが入場してくる姿を見ると、感動もより大きくなることでしょう。

とてもいいアイディアだと思いました。





中学生は、
幼稚園児よりもぐっと本格的な
黒いアカデミックドレスを着ての
入場です。

(ちなみに、ブラジルには
卒業関係の専門業者が
たくさんあって、
服はそこのレンタルだそうです。)






クラスごとに2名ずつの代表生徒が、檀上でスピーチをします。
日本で言う答辞のようなものかな。

ブラジルの人たちは、人前で話すのがとても上手です。
どのクラスの生徒も、堂々と、そして笑顔で、
卒業を迎えた心境や新たな生活への期待を述べていました。





スピーチが終わると
卒業詔書授与です。

卒園式同様、
生徒の名前が呼ばれるたびに
会場からは拍手喝采。
ハート型の紙吹雪が
飛び出す場面もありました。






そして、学年の先生方への花束贈呈タイムです。
一人の先生に対し、卒業生が一人ずつ呼ばれて、花を渡して記念撮影をします。



花束贈呈が終わって、会場が静かになると…。




生徒はバラの花を手に、
会場にいる両親のもとへと
それぞれ進みます。

義務教育からの卒業は、
人生の大きな節目。
両親に感謝の気持ちを
示すのは、
日本もブラジルも同じです。





最後に、生徒の演奏(ギターとドラム)に合わせての、全員合唱がありました。
とても晴れやかな顏で歌う生徒たちの姿に、
たった1年半しか関わっていないわたしも、なんだか胸が熱くなりました。
9年間見てきた先生方や、14年間育ててきた両親の感動は、計り知れません。



・・・さて、
とても感動的だった卒業式。
終わって時計を見ると22時半!!
やっぱりブラジル人のパワーはスゴイです。

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