本年もよろしくお願いいたします<(_ _)>
記念すべき今年の記事第1号は、
2011年の大晦日に行われたSão Silvestre(サン・シルベストレ)国際レースの報告です。
今回で87回目を迎えるこの大会は、
世界各国から招待選手も参加する大きなイベントです。
参加者は年々増加していて、今回は約2万5000人が参加!!コースは、サンパウロ市内の有名な場所を通りながらの15kmです。
スタート地点は、
サンパウロ一の大通りである
アヴェニーダ・パウリスタ沿いの
サンパウロ美術館です。
朝起きたときは雨が降っていましたが、集合場所に着いた頃には止んでいました。
こちらは真夏なので、
このくらいの曇り空が
走るにはちょうどいいです。
スタート2時間ほど前には、
参加者がぞろぞろと集まって
準備運動をしていました。
わたしにとって、生まれて初めてのレースなので、
ストレッチをしても水を飲んでも、緊張感は高まる一方です(@_@;)
でも、ブラジルの一般参加の人たちにとってこの大会は
「1年を楽しく、思い出深く締めくくるためのイベント」というとらえの方が大きいようです。
だから、
コスプレ参加者もたくさんいます。
友だちや夫婦でおそろいの服を着たり、
自作の衣装を用意したりして走って、
今年の思い出づくりのラストスパートです。
こんな人もいました(笑)
いろんな人を見物しているうちに出発間近になり、 スタート地点に並ぶことに。
一緒に参加した
ボランティアの仲間と、
「行ってきます」の記念写真。
参加者全員に配られた
大会のロゴ入り記念Tシャツを
着ています。
・・・・・・。
と、ここでまさかの雨!!
スタート時間を過ぎても
なかなか列が動き出しません。
人ごみと雨の中でじっと待つのみ。
少しずつ集団が動き出し、
走れるほどのスペースを
確保できたときには、
スタートから既に約15分が
経過していました(><)
走り始めてからは、ほとんど何も考えずに前に進みましたが
雨で前も見えないし、服も靴も重くなる一方…。
気持ちが高まるようにチョイスしておいた音楽をウォークマンで聴きながら、
ひたすら足を出すのみです。
ですが、黙々と走るわたしとは対照的に、
けっこうな豪雨なのに
降れば降るほど「ぅぉおおお雨ーー!!降れーー!!」とか空に向かって叫びながら
テンションを増していくブラジル人たち。
歩道橋の上や沿道から応援してくれる人に、
両手を挙げて飛び跳ねながら応えるブラジル人たち。
楽しむことにかけて、本当に天才的な国民性だと思いました。
そして、ふと気づくと、
沿道の陽気な応援団たちとハイタッチをしながら走っている自分がいました。
こんな大雨の中を変なテンションで15kmも走るなんて、
後にも先にも人生これ一回きりだなって思います。
苦しかったけど、なぜだか「歩いちゃおうかな」という気には全くならず、
最後まで楽しく走ることができました。
そして、15kmを走り切ったとき、
競技の後に「今まで支えてくれた人に感謝したい」と話すスポーツ選手の言葉の意味が
大げさだけど、少し分かった気がしました。
とてもいい大会でしたが、
給水ポイントのゴミだけは
ちょっと残念だなと思いました。
写真の道はまだマシなのですが、
参加者が多すぎて、ひどい所は
道が水の容器で埋まるほどでした。
栄養ゼリーが入ったビニール袋も、
踏んで転びそうになったし…(/_;)
ゴール地点では
メダルがもらえました(^^)v
全身びしょ濡れ…。
マスカラしてこなくてよかった~(笑)
記録は2時間1分39秒。
出発が遅れたことを差し引いても
2時間以内には
ゴールしたかったのですが…。
大会に参加してみて、
周りの人のペースに気をとられずに、
練習と同じくらいの速さでマイペースを保つことって大事だなと思いました。
今年の干支は辰ですが、
最初だけ竜の勢いでとばして最後がヘビのしっぽにならないように、
いい意味のマイペースで最後まで頑張れる一年にしたいです。
↓大会のサイトはコチラ↓
いろんな写真が見られます。
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