2012-01-10

サンパウロ開拓の旅④

☆このシリーズの概要☆
1年半住んでいても、意外と知らないサンパウロ。
行くのはいつも同じ場所ばかりになってしまいがちなので、
この夏休みを利用して、市内を歩き回って市内開拓します!!


ブラジルには、SESC(セスキ)と呼ばれる施設がたくさんあります。

どんなものかと言うと…

SESC(ブラジル商業連盟社会サービス連盟)は、ブラジルにおいて芸術文化、スポーツ、教育分野で最も著しい業績をあげている社会法人であり、2006年には創立60周年を迎えた。国内で数多くの施設を運営し、音楽・演劇・ダンスなどの公演、子ども・成人向けのスポーツ講座や教養講座、あるいは環境教育プログラムなど国民の文化教養を高めるさまざまな事業が展開されている。州毎に独立した組織で運営されているが、中でもサンパウロ州のセスキは最も充実した財政基盤をもち、州内だけでも30もの総合文化センター(すべてに劇場、ギャラリー、多目的ホール、スポーツ・レジャーセンターを完備)を運営し、週30万人もの使用者がさまざまなアクティビティに参加している。特に舞台芸術関係の事業は質・量ともに突出しており、2005年に実施された国内外からの舞台作品は4500件に及ぶ。

( http://performingarts.jp/J/pre_interview/0605/1.html からの引用)



「国民の文化教養を高める」ための施設づくりに力を入れているのは、
とてもすてきなことだと思います。
劇場やスポーツ施設の他に、歯科治療室や図書館も整っているそうです。
美術館や演劇などは、ほとんど無料で公開されています。すごい!!





さて、このSESCの一つに、cineSESCと呼ばれる映画館があります。

マイナーな作品から去年公開されたばかりのものまで、
幅広い映画を無料で観ることができます!!


今月は学校が夏休みということで、
子ども向けの映画が毎週日曜日に上映されます。
ちょうどサンパウロに来ていた同期ボランティアと一緒に行ってきました。



←入り口の壁の飾り。

ぬいぐるみは磁石がついていて、
動かしたり壁からはがしたり
できる仕組みです。

ピエロや「歌のおにいさん」もいて、
映画が始まる前も
ちびっこが楽しめるように
工夫されていました。








お姉さんが持っている箱の中には、
これから観る映画の豆知識が書いてあります。

わたしたちも一枚ずつもらいました。

小さい子にはちょっと難しい内容かな、、、
という気はしました。









 
上映20分ほど前になったとき、
ピエロのお姉さんが子どもを集めて
前説を始めました。

作品の設定などを、
人形や楽器を交えて
分かりやすく話してくれました。










寸劇が終わると、
子どもたちに紙を配り始めました。

映画の舞台である
「プラネット51」という惑星が
どんなところか、
想像して絵を描くのです。

なかなかおもしろい企画!!






そして、絵を描き終わったあと、
保護者も含めて全員で手をつないで大きな輪になりました。
「僕たちの夢が大きくなれば、世界はもっと大きく広がるんだ!!」
みたいな(たぶん)合言葉を全員で唱え、劇場へと移動しました。

ブラジルらしいな~と思います。






今回観た『Planet51』は
2009年のアメリカ映画で、
残念ながら日本では未公開です。

緑色のエイリアンが住む惑星に、
間違ってアメリカ人宇宙飛行士が
不時着してしまうというお話。

エイリアンの少年と地球人の友情が
中心に描かれていて、
『E.T.』の逆バージョンみたいな感じです。

分かりやすかったし、
おもしろかったです!!






来週以降は、
日本でも去年公開された、
ジム・キャリー主演の『ポッパーさんとペンギンファミリー』や、
ディズニーの懐かしい作品、『おしゃれキャット』などが上映される予定です。


館内の雰囲気もよかったので、また行ってみようと思います♪




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