先週の日本語の授業で、カレンダーを学習して
日本の子どもの日のことを紹介したので、
それにちなんでイベントを行いました。
イベントといっても、
今まで習った内容を、ゲームを通して復習するというものです。
前に中高生の授業でも行った
ジャンル別クイズと、
ひらがなの読み方を確認するゲームを用意しました。
クイズのジャンルは
文字、あいさつ、数字、曜日、語彙。
それぞれ1点から5点まであります。
クイズの内容は、
学習事項を確認する問題で、
高得点のものほど難しいです。
3つのグループに分けての対抗戦です。
こいのぼりを黒板に描いて、
得点が入るごとに鱗を書き足していきます。
日本語の勉強を始めた時期がまちまちなので、
レベルが偏らないように
チームは予め組んでおきました。
順番に問題を一つ選んで、
わたしが問題を読み上げた後に
チーム内で相談します。
答えを全員で声をそろえて言い、
当たれば点数がもらえるシステムです。
今回、工夫したのは
わたしに「静かにしてください」と注意されたら
そのチームはマイナス1ポイントになるという点。
このクラスはとてもにぎやかなのです。
その対象になりそうな子たちには、
ブレーキをかけてくれる子を一緒のチームにしました。
実際、チーム内で注意し合っている様子が何度か見られたので、
授業を通して協力性やリーダー性も育っていくといいなと思いました。
クイズの後は、
ひらがな表を完成させる
ゲームを行いました。
学習済みの「あ」~「の」のカードと
その発音をアルファベットで表示した
シートをグループごとに渡します。
生徒たちは、
このカードを制限時間内に
シートの正しい位置に並べるのです。
日本語授業は週2回だし、
家では全く日本語を
使わない生徒たちなので、
あやふやな文字が
たくさんあります。
こうしてみると、日本語の読み書きはやはり難しいなと改めて実感します。
これが終わったところで、
正解した文字数と、先のゲームのポイントを合計し
優勝チームを決めました。
でも、順位には関係なく
短期間で頑張ってたくさんのことを学んできた生徒たち全員に、
折り紙で作ったこいのぼりの袋にキャンディを入れたものをプレゼントしました。
これは、ブラジルでの初授業で使ったネタです。
↓ ↓ ↓
プレゼントを渡したときに
「ありがとうございます!!」と日本語でお礼を言う生徒たちを見て、
また次の授業も頑張ろうという気持ちになりました。
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